幼児から就学前までの子供の教育現場では、「褒める」ことに重点をおきます。ただし、自慢になるような褒め殺しは避けています。自慢がよくないことは世界共通です。また、教育者の中には「OK、OK」という言葉を使う者がいますが、良いというイメージを持つ人も少なくはないようです。しかし、褒め言葉ではありません。「まあまあ」「良くも悪くもない」という意味合いが比較的強いようで、喜ばしい言葉ではありません。また、幼児教育においては「誘う」ことを教育者は重要視しています。戸惑い、消極的な子供を関心や興味の世界観に引き込むために重要視しています。同じように「断る」こともポイントにおいています。誘われてもはっきり断ることをしない、やんわりと後ずさりしがちです。教育者は「できますか」と質問しますが、できそうにない時に言い渋る表情や伝え方ならば、難しいけれどもできる、という意味に取るようにしています。できない、分からないとはっきり言えるなら、勉強において分からないまま、先に進めないこともなくなります。